人類、みな回収
これからの社会と地球のために、限られた資源を「廃棄」ではなく「循環」させることが強く求められています。三井物産ファーストワンマイルは、古紙をはじめとする排出物の回収合理化・再利用のサポートや、廃棄物に関するルール・法令への対応支援、さらにCO2削減など、環境貢献型のサービスを幅広く提供しています。私たちの使命は、資源循環ビジネスの起点となる“ファーストワンマイル”としての役割を果たすこと。三井物産グループの総合力も発揮しつつ、貴重な静脈資源をお客さまの排出元から確保し、世の中への最大限の還元を図ることで、持続可能な社会の実現に寄与してまいります。
お客さまの静脈資源の適切な管理・活用をサポートします。
お客さまの複数の拠点から排出される古紙を回収・運搬し、静脈資源として再利用化を図る取り組みを続けています。古紙から再利用化までのトレーサビリティを確保した循環スキームをご提案しつつ、作る責任、使う責任、さらには廃棄・リサイクル段階まで責任を負う拡大生産者責任を果たすことにより、お客さまとともにSDGsに貢献。具体的な一例として、お客さまが排出する古紙を三井物産ファーストワンマイルが買い取り、私たちの提携先の製紙メーカーで原紙化、さらに段ボールメーカーにてパッケージ化を図り、それを自社PBのパッケージとして採用するというクローズドリサイクルスキームの仕組みを構築しています。
廃棄物処理は、排出のルールや関連法令等が複雑である上に、排出者の責任としてミスが許されないものとなっています。三井物産ファーストワンマイルは、煩雑な支払/請求業務やマニュフェストの入力業務を代行することで、お客さまの業務効率化を実現しています。廃棄物運搬・廃棄物処理・有価物販売の業者への支払業務、有価物販売業者への請求業務を私たちが一元管理。また、廃棄物の処理毎に各ご担当者が手書き入力していたマニュフェストを、お客さま会社からいただく排出データを元に、私たちが代行入力して電子化。廃棄物処理に関連する業務をアウトソーシングすることで、お客さまには本業に専念していただけます。
お客さまにとって貴重な静脈資源ですが、適正に管理していなければ、重大な経営リスクに直結することもあります。三井物産ファーストワンマイルでは、お客さまが起用中の運搬業者・廃棄業者の許可書をシステムで確認・管理したり、システムが許可違反を検知した場合には適切な業者を提示。さらに、廃棄処理業者が適正に廃棄しているかどうかの状況確認や、マニュフェストの適切な発行にいたるまで、DXにより遺漏のない廃棄物の管理、廃棄物運運搬・産廃業者の管理に尽力しています。また、排出者責任に伴う年1回の産廃業者現地確認の代行も全国で対応しています。
静脈資源の回収・再資源化や減容化は、その一面として大きなコスト削減にもつながっています。産業廃棄物として処理せざるを得なかったためによりコストのかかっていた古紙を、一般廃棄物として処理できるような働きかけをおこなったり、私たちが有価で買い取るなどして、廃棄に関わる経費の大幅な節減を実現。また、排出・分別方法の指導の実施により、廃棄物を資源物としてアップグレードさせて生まれ変わらせるアップサイクルによっても、コスト削減に寄与しています。
化石由来資源は有限であり、石油や天然ガスは今後50年前後で、石炭は140年弱で枯渇すると言われています。IPCCでは2050年までに温室効果ガスの排出量を正味ゼロにするNet Zeroを目標に掲げていますが、毎日の社会生活でCO2は絶えず排出され、確実に地球の気温は上昇しています。三井物産ファーストワンマイルは、古紙の再利用を通して循環型社会を実現し、CO2削減に貢献することを目指しています。紙の原料は木材となるため、古紙をリサイクル活用することで新たな木材資源の投入を減らすことができる上、焼却廃棄する紙の量を減らすことによっても、CO2削減に直結。さらに動脈物流との連携・連鎖によるCO2削減の提案も行っています。
われわれ三井物産ファーストワンマイル㈱は、資源を有効に循環させる事で、持続可能な社会に貢献する会社です。
地球の資源には限りがあり、いままでのように使い続けると石油は54年後、天然ガスは49年後に枯渇する*と言われております。またわれわれの住んでいる日本は更にその資源の多くを輸入に頼っており、石油/鉄鉱石/天然ガスは略100%が輸入です。その限られた資源を現在われわれは素材として活用した後に燃やしたり、埋め立てたりしており、ほんの一部だけがリサイクルされているという状況です。
その無駄に燃やされ、埋め立てられている資源から価値あるものを見つけ出し、効率よく回収して、資源として循環させるのが三井物産ファーストワンマイル㈱の役割です。
親会社である三井物産㈱はあらゆる産業に刺さり込んでビジネスを展開しており、業界毎に深く根差したネットワークがあり、その総合力を活かして多くの素材を有効な技術を用いて日本全国で循環させることが出来ます。またもう一社のパートナーである㈱宮崎は国内No.1の古紙取扱量で全国各地での有価物の回収が可能です。
この2社が力を合わせて、あらゆる素材の価値を無駄にせずに循環し続けられるハイレベルな循環型社会の実現に向け、われわれは走り続けます。
*出典:OECD/ IAEA「Uranium 2020」
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